広島県福山市坪生町にある 堂川の命水を見てきました。
アクセス
「堂川の命水」には、「笠岡市」方面から車で「国道2号」を経由して向かいました。
県道76号から、市道に入り、やや狭い幅の道を進んでいくと住宅街の畑の中に「堂川の命水」の建屋が見えます。
駐車場
専用駐車場はありませんでした。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「大門駅」から国道2号と県道76号を経由して約5.0 km
地図
堂川の命水
広島県福山市には、意外と良い水が多いと感じ、グーグルマップで名水を探していた所、「堂川の命水」の記載を見つけました。
どのような名水かと気になり、広島県福山市坪生(つぼう)町の「堂川の命水」の湧出場所に行ってきました。
「県道76号」から脇道に入り、幅の狭い市道を進んでいくと、田園の中に屋根付きのお堂のようなフォルムの建屋があるのが見えます。
周りは畑でしたが、建屋までは道が付いていたので歩いて行ってみました。
建屋に通じる道の入り口には、「堂川の命水」の説明版がありました。
坪生には昔から、3つの名水があった。
清水山の麓に湧き出る名水は「狐原の命水」と呼ばれ毎年七夕の日に全戸総出で井戸掃除を行い大切に使われていた。 昭和30年代以降、簡易水道の復旧、その後上下水道の完備によって 利用者がなくなり荒廃していった。 平成22年「神森神社」秋季大祭の時に 「もう一度、堂川の冷たい水を飲んでみたい」という話になった。 同年12月、かつて利用していた 全世帯総出の支援を経て、40年ぶりに泥上げ、 その後、侵入路、井戸周辺のコンクリート舗装を行い、周辺整備を終えた。 さら 翌年4月には、「当時と同形の建屋」を完成させ、昔が偲ばれる堂川の復元が完成したのである。 (説明版引用) |
「堂川の命水」が、いかに地元の方々に愛されていたかが偲ばれます。
舗装された小路の先に「堂川の命水」はあります。
木造で切妻、瓦葺の屋根を持つ建屋です。
建屋の中には、井戸があり「坪生の名水、命の泉、堂川」と書かれた標識がありました。
さすがに、この施設は地元の方々以外が使うべきではないと思い、史跡として見学だけさせてもらい、「堂川の命水」を後にしました。
まとめ
「堂川の命水」は、福山市坪生の地元の方々が復旧、整備した施設です。
「当時と同形の建屋」などが復元され、侵入路や井戸周辺のコンクリート舗装など周辺整備がされています。
かつての景観を偲ぶことが出来る、貴重な施設だと思います。
基本情報
所在地
〒721-0903 広島県福山市坪生町
料金
無料
写真撮影日
2024年7月
これまで訪れた広島県の散策地
白滝の名水(広島県福山市新市町) ~山中の県道沿いから湧出する名水~