山口県萩市弥富地区にある「道永の滝」に行ってきました。
アクセス
道永の滝には、山口県と島根県の県境の街である益田市方面から国道9号と県道14号を経由して向かいました。
県道14号を走り、「弥富公民館」付近から県道124号に入ります。
しばらくすすみ、及谷川沿いの道へ進路をとります。
所どころにある「道永の滝」への案内板を頼りに車を走らせ道永の滝入り口に到着。
駐車場
滝見道入り口の前に、土敷きの駐車スペースがあります。
駐車可能台数は4~5台程です。
最寄り駅・近隣交通機関から
須佐駅から国道315号を経由して約14.8 km
地図
道永の滝(どうえいのたき)
「道永の滝」は、山口県萩市弥富地区にあります。
「道永の滝」は70mの高方から三段に落下する段瀑で、阿武町伊良尾山麓の洞穴から湧き出る清流を水源とします。
滝の水は一年を通じて水温の変化が少なく、14度前後の水がいつも流れています。
戦国時代には、陶晴賢の残党が山伏となってこの地に逃れ、大山祗神、四国石槌山波切不動明王をまつったと伝えられています。
またその子孫である市高吉之兵衛(いちたかきちのひょうえ)が滝壺のそばの洞穴に黄金の茶釜を隠したという伝説があります。
「道永の滝」に訪れたのは、3月下旬の小雨が降る昼下り。
駐車場に車を停め滝に向かいました。
「道永の滝」に向かう滝見道は、駐車場の目の前にあります。
よく整備された滝見道は緩やかな上り坂。
滝見道には敷石が整備されているので、あまり靴を汚さずに滝に向かうことが出来ました。
滝見道入り口から、ほんの数分歩くと「道永の滝」が見えてきました。
道永の滝は、木々に囲まれた谷間の岩肌に豊富な水が流れる段瀑です。
滝は上部と下部で角度を変えて流れていて、滝上部は急角度の岩盤を流れる斜瀑。
下部は複雑な流れを持つ分岐瀑となっています。
滝の傍らには洞穴と大樹があり、大樹の前にはお社がお祀りされています。
「道永の滝」は三段からなる70mの滝だそうですが、最上部は木々に隠れて見えないようです。
滝水が造る渓流を渡渉すると、観瀑台に上がることが出来ます。
渓流の幅は、ごく短いものでしたが橋などはありませんでした。
水量が多くなければ、石の上を歩いてぬれずに観瀑台に登れると思います。
水量が多く複雑な流れを持つ滝は、当初予想していたよりもはるかに見ごたえがありました。
しばらく滝を眺めていると雨足が強まったので車に引き返しましたが、雨が降っていなければもう少し長居したと思います。
周辺にトイレはなかったので、訪れる際その点は気をつけてください。
まとめ
「道永の滝」は、水量が多く複雑な流れを持つ見応えがある滝です。
駐車場からの距離が近く、滝見道もよく整備されているので訪れやすい滝になっています。
訪れた日は小雨が降っていましたが、時期的に水量は少ないと思っていたので豊富に水がながれる滝を観賞できたのは僥倖でした。
観瀑台に上がるには、ごく短い距離ですが渡渉をする必要があります。
観瀑台から滝見を行う方は一応、防水シューズを用意していった方がいいでしょう。
基本情報
所在地
〒759-3302 山口県萩市弥富下
料金
無料
関連サイト
道永の滝 – 観光スポット|萩市観光協会公式サイト|山口県萩市
写真撮影日
2021年3月