兵庫県朝来市にそびえる大将軍杉を見てきました。
「大将軍杉」は、樹齢600年以上になり兵庫県郷土記念物に指定されている巨木です。
実際に訪れた感想を交えて、 「大将軍杉」の見所やアクセス・駐車場の状況などをレポートします。
大将軍杉へのアクセス
「大将軍杉」には、竹田の市街地方面から向かいました。
「国道312号」から「県道136号」に入ります。
「県道136号」を走り、「藤和峠」からさらに進むと「大将軍杉」が見えて来ます。
駐車場
専用駐車場はありませんでした。
路肩の広くなっている部分に、車を停めて鑑賞しました。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「竹田駅」から国道312号と県道136号を経由して約7.3 km
地図
大将軍杉
旅の高僧が使っていた杖を逆さまに刺したところ、大きな杉になったとの故事があり、この地が大将軍塚と呼ばれていることからこの名で親しまれている。
(説明版引用) |
文和2年(1353年)丹波国佐治、山垣城主の足立遠政の長子 藤和(とうわ)が訳あってこの地に隠棲した。
藤和より先に 仮住まいしていた藤原 正司という人物がいたことを知り正司が自分の遠祖と同姓であることに因縁を感じ 、正司の墳墓を崇拝し 大将軍と尊称した。 さらに 杉の木をそばに植えて 神木として崇めたが、 これが現在の大将軍杉に成長したと伝えられている。 根元から 1.6m の位置で二本に、6.7m の位置でさらに10本に枝分かれしている。 枝張り東西26m、南北26m、樹高35m。 推定樹齢600年以上。 昭和47年9月1日 兵庫県郷土記念物に指定 昭和53年10月19日 朝来市指定文化財 天然記念物に指定 (説明版引用) |
基本情報
名称 | 大将軍杉 |
所在地 | 〒669-5257 兵庫県朝来市和田山町藤和381 |
拝観時間 | |
定休日 | |
料金 | 無料 |
問合せ先 | 朝来市役所 電話:079-672-3301(代表) |
公式サイト | 藤和の大将軍杉 – 但馬情報特急 |
大将軍杉の景観
天空の城といわれる「竹田城跡」を望む展望場所である「藤和峠」から「県道136号」を集落に向かって進んでいくと、「大将軍杉」が見えて来ます。
太い幹を持ち大きく枝を伸ばした「大将軍杉」には、圧倒されるような存在感があります。
上にむかってのびる支幹が、これまた太く迫力があります。
「大将軍杉」の前には祠がお祀りされ、石碑が建てられています。
不思議な雰囲気のする檜皮(ひわだ)で造られた戸板は、根幹周りの表側空洞保護のためにされているようです。
樹木保護のため、触れない方が良いと思います。
「大将軍杉」の前の道は広く、通行車も少なかったので道端から様々な角度で観賞できました。
外観だけでは判断できないんでしょうが、国の天然記念物になってもおかしくないような雰囲気の名木だと思います。
関連情報
関連サイト
写真撮影日
2024年8月
これまでに訪れた兵庫県の散策地
大将軍杉 まとめ
「大将軍杉」は、兵庫県郷土記念物、朝来市指定文化財 天然記念物に指定されている巨樹です。
威厳と神秘的な雰囲気をまとった迫力のある名木だと感じました。
これだけの巨樹を労少なく道沿いから見られるのは、大変ありがたいことだと思います。