高尾にある地蔵院「大光寺」で桜を見てきました。
地蔵院 大光寺
地蔵院「大光寺」は1615年(元和元年)高尾山薬王院、第九世源恵上人によって開山された真言宗智山派の寺院です。
寺院建築としては珍しく北向きに本堂・庫裏・山門が建築されていて、御本尊は喜多向阿弥陀如来として有名です。
境内の景観
JR「高尾駅」から、5分程歩き「大光寺」に到着。
京王電鉄・JRどちらの駅からでも、徒歩数分という好立地に建つ「大光寺」は立派な一本桜を三本も見られるお寺です。
山門をくぐり境内へ。
まずは、本堂に参拝をして桜を観賞しました。
枝垂れ桜
樹齢400年といわれる「大光寺」の御霊木です。
この地域では一番の早咲きで、3月中旬に開花することが多いようです。
訪問日は散り始めで、可憐な花びらがハラハラと舞っていました。
江戸彼岸桜(エドヒガンサクラ)
本堂の手前には、樹齢200年の江戸彼岸桜がたっています。
江戸彼岸桜は別名、東彼岸(アズマヒガン)または老婆彼岸(ウバヒガン)といい、大島桜と染井吉野の掛け合わせだといわれているそうです。
お彼岸の頃に咲くので、彼岸桜の名が付けられました。
訪問日の江戸彼岸桜は、ちょうど満開。
四方にバランスよくのびた枝に、薄紅色の花を旺盛に付け見ごたえ十分でした。
山門横の桜
山門の横にも、立派な桜がたっています。
樹齢何年かはわかりませんが、太い幹からかなりの古木であることがうかがわれます。
かえる
大光寺の境内には、至る所にカエルの置物があります。
これらは、ご住職が参拝者を六カエル(迎える)という意味を込めて、配置しているそうです。
そして六カエルには、「無事にカエル」「幸福がカエル」「円満がカエル」「 幸せがカエル」「三福がカエル」「お金がカエル」という意味も込めてあるとのことです。
ただの置物と思いきや、きちんと意味があり、後利益がありそうなカエルでした。
ライトアップ
桜の開花時期には、ライトアップが行われています。
訪問日は枝垂れ桜のライトアップ期間は終わっていて、エドヒガン桜と山門横の桜がライトアップされていました。
薄暗がりの境内に、浮かび上がる桜の姿は幻想的です。
昼間は曇り空だったので花の色は淡く見えましたが、ライトアップされた桜は日中より鮮やかに見えます。
花見客はいれかわり来ていましたが、ごった返すほどではなく落ちついて花を眺めることが出来ました。
夏の境内
夏には、立派な百日紅が花を咲かせます。
まとめ
駅から数分で、3本もの桜の名木・古木を観賞できる寺院です。
ライトアップされた桜も美しく、昼夜どちらでも充実した桜の観賞が出来る場所だと思います。
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基本情報
所在地
東京都八王子市初沢町1352
交通アクセス
高尾駅南口より徒歩3分
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2017年4月