兵庫県美方郡香美町にある「天空の駅」と言われる「餘部駅」周辺を散策してきました。
アクセス
県道4号から国道178号に入り「餘部駅」に向かいました。
駐車場
駅の下にある「道の駅あまるべ」の駐車場に車を停めました。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「餘部駅」で下車。
地図
余部橋梁
1912年(明治45年)に完成した「餘部鉄橋」は、当時東洋随一の(注)鋼トレッスル橋で約100年もの間、JR山陰本線の運行を支えてきました。
2010年(平成22年)8月、コンクリート橋に架け替えられましたが、三本の橋脚は保存され地上40mにある「空の駅」展望施設として活用されています。
(注)トレッスル橋
トレッスル(架台あるいは「うま」のこと)に橋桁を乗せた構造をもつ桁橋(けたはし)。 末広がりに組まれた橋脚垂直要素(縦材)を多数短スパンで使用して橋桁を支持する形式の橋梁です。 長大なスパンがとれないため多数の橋脚を必要とします。 |
余部鉄橋・空の駅
「餘部駅」の下にある「道の駅あまるべ」に車を停め、まずは地上40mにある展望施設「空の駅」に向かいました。
「餘部駅」の横に保存された旧橋脚が展望施設になっていて、地上40mから日本海の眺めを楽しめます。
抜群の眺望を誇る、新しく生まれ変わった「余部橋梁」最大の見所です。
展望台には敷石と軌道が、かつての姿そのままに残されていました。
JR餘部駅
コンクリート橋に架け替えられた橋梁にある、新しい「餘部駅」です。
かつての橋梁の一部が、ベンチとして使われていました。
駅から地上に降りる坂の途中では展望台として残された、かつての鉄橋と現在のコンクリート橋が並び立つ光景を見ることが出来ます。
余部クリスタルタワー
2017年11月26日に、展望エレベーター(愛称・余部クリスタルタワー)がオープンしました。
全面ガラス張りで日本海の絶景を眺めながら、高さ41mまで上がることが出来ます。
利用時間 | 午前6時~午後9時30分 |
利用料金 | 無料 |
夜間には、LED投光器によるライトアップが行われています。
季節ごとにライトの色が変わります。
春はグリーン、夏はブルー、秋はオレンジ、冬はホワイト。
稀にレインボーカラーのライトアップがされていることがあるそうです。
ライトアップは日没後から午後9時30分まで。
毎日点灯しています。
餘部駅周辺
「餘部駅」周辺には特産物や土産物が買える「道の駅あまるべ」や資料館・公園など、「空の駅」以外にも、観光を満喫できる施設が設けられています。
旧橋梁鉄骨
橋梁の下には、昔の鉄橋に使われていた大きな鉄骨が展示されています。
(橋梁の下には広場や東屋があります。)
公園
橋梁下の海沿いに造られた、眺め良い公園です。
公園には、小さな展望台が設置されています。
道の駅あまるべ
駅の下にある「道の駅あまるべ」では、地域の特産物や土産物が買え、食事もとることができます。
道の駅の横には、資料館がたっていました。
資料館は道の駅開設前からあり、記念スタンプが設置されています。
まとめ
地上40mに設営された展望施設「空の駅」からは、周辺の集落や日本海を見渡せる抜群の眺望が楽しめます。
旧橋脚を展望施設として活用しているだけでなく、旧橋梁の一部をベンチとして使うなど、鋼トレッスル橋として東洋随一といわれた旧余部鉄橋の遺構を観光の見所として存分に活かしています。
駅の下には、特産物や土産物が販売され食事がとれる「道の駅あまるべ」があるので、車でも訪れやすい駅になっています。
基本情報
所在地 | 〒669-6671 兵庫県美方郡香美町香住区余部 |
開門時間 | 午前6時から午後11時
※開門時間は季節により変更されることがあります。 ※現地の気象状況により閉門している場合があります。 |
入場料 | 無料 |
開門状況のお問い合わせ先 | 道の駅あまるべ(TEL0796-20-3617) |
その他 | 余部鉄橋「空の駅」展望施設には車で行くことはできません。
道の駅あまるべ駐車場を利用し、エレベーターか散策路で向かってください。 |
関連サイト
余部鉄橋「空の駅」展望施設とエレベーター「余部クリスタルタワー」のご案内
写真撮影日
2016年3月