鳥取県米子市にある天の真名井に行ってきました。
アクセス
「天の真名井」には、「大山町」方面から向かいました。
国道9号と県道279号を経由し「天の真名井」の駐車場に到着。
駐車場
田園地帯のなかに、舗装された立派な駐車場があります。
駐車場にはトイレが敷設されていました。
駐車料金は無料です。
最寄り駅・近隣交通機関から
(天の真名井駐車場まで)
JR「淀江駅」から県道329号を経由して約3.3 km
地図
天の真名井
「天の真名井」は、鳥取県米子市淀江町高井谷に湧出する地下水です。
1985年(昭和60年)に、環境庁が選定する「名水百選」に選ばれました。
「天の真名井」が湧出する旧淀江町は水と緑と史跡のまちとして、平成8年(1996年)に水の郷百選に選ばれています。
「天の真名井」とは、清浄な水に付けられる「真名井」の中でも最上級の敬称です。
湧出量は、1日に約2500トン。
水温は年間を通して14度、硬度33.0mg/Lの軟水です。
湧水地周辺の景観
駐車場の横に、水くみ場があります。
駐車場の前には、蕎麦屋がありました。
湧水地である泉までは、駐車場から約300m。
歩いて5分程です。
田園の中の遊歩道を歩いて行きます。
遊歩道から見える風景は、じつに長閑です。
少し歩くと、カヤ葺きの水車小屋が見えてきました。
脇には清水の流れる水路があります。
水車小屋の横には、休憩のできる東屋がありました。
水車小屋を過ぎると、ニジマスが養殖される泉があります。
透き通るような透明度の水の中には、たくさんのニジマスが泳いでいました。
泉の近くの森との境目からは、清浄な水が流れています。
源泉の近くには、ひしゃくがあり水を汲めるようでした。
淀江町は、新期大山の側火山(そくかざん)である孝霊山の溶岩流が日本海に流出してできた地盤に位置すると考えられています。
年間3000mmに及ぶ膨大な雪や雨の水が浸水性のある花崗岩、角閃石、安山岩等のデイサイト(火山岩の一種)に滞水し、天の真名井をはじめとする湧水地に湧出しているとみられています。 |
参考
まとめ
鳥取県米子市淀江町に湧出する天の真名井は、名水百選に選ばれている山陰を代表する名水です。
周辺にはカヤ葺きの水車小屋や東屋、遊歩道が整備され駐車場からの散策が楽しめます。
なお水車小屋の近くには車を駐車できる場所はないので、自家用車で訪れた方は市が整備した駐車場に車を停めましょう。
基本情報
所在地
〒689-3418 鳥取県米子市淀江町高井谷52
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2020年5月